西村家は三雲市トップの財閥家である。その御曹司・西村昴は家の財力を頼みに、いつも悪友たちと好き勝手に振る舞い、地元の人々に多くの迷惑をかけていた。ある日、彼の母・西村すみれが公園で散歩している中、突然の喘息発作で倒れて、薬がなくて苦しんでいた。幸い、通りかかりの安田健次と安田真理夫婦に見つかれ、病院へ連れて行こうと思った。看護師である安田真理は、どうしても患者の命を助けたくて、いち早くも車を出したいとしたが、まさか彼らの車の前が塞がれている。駐車場から出れなくて何とかしようとした二人は、車のトラブルを理由にした西村昴に足を止めされた。人の命を救うためなら我慢できると思って、安田夫婦は西村からとんでもない侮辱を受けてしまった。
周淮は工部侍郎・周世昌の実の息子として見出されるも、卑しい出自を理由に一族から蔑まれ、妻の李婉も「田舎娘」と嘲笑された。実は李婉は当朝の姫君であり、彼の人柄を試すため身分を隠していた。 周家に戻った周淮は、養子の周越の罠にはめられ投獄される。出所後も家族から貶められ、父は周越を科挙の状元と誤認し、周淮を完全に見捨てる。 李婉は密かに真相を調査。文淵閣大学士が訪れ、真の状元は周淮であると告げる。二人は「瓊林宴」への出席を約束した。 宴席で、周一族は周淮を「居候」と嘲り、周越は状元の名を詐称する。周淮は三年に渡る不当な扱いと冤罪を公の場で暴いた。その時、李婉が姫君として登場し、彼を擁護する。 周越がまだ狡弁を弄ぼうとした時、被害者である宋檸が蘇醒し、彼の犯行を証言。周一族の罪も明るみに出た。 結局、周越は嶺南へ流罪、周家は京から追放され三代に渡り科挙を禁じられた。周淮は皇帝の認めを得て状元の地位を保ち、やがて実力で監国御史に出世。李婉との絆も試練を経て、いっそう深いものとなった。
程氏社長の娘、程澜の結婚相手が生まればかりの娘を売り払った。しかし、看護師のミスにより他人の子供を売り払ってしまったのであった。程澜は父親に救われ、家と決裂し、娘を探す旅に出る。程澜の娘は江家に養われ、江若梨と名付けられた。その後、夏媛のミスで売られた娘である江茴が現れ、江若梨を挑発し家から追い出す。江茴は恨みを抱き、江若梨を徹底的に嫌がらせる。商売の場での冷笑と陰謀、婚宴での騙し合いの中で、程澜と祖父は幾度となく若梨を助けた。足の不自由な元夫は恨みを抱き、娘の行方を利用して程澜を誘い出し、彼女を殴って気絶させ、火を放った。若梨は火場で母を救おうとして気絶し、心機一転した江茴がその位置を奪う。程氏の母娘は再会できるのか、そして彼女たちの行く末はどうなるのか……